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薄毛と浸透性

私達が日常で使うシャンプーやリンスには「合成界面活性剤」が含まれ、それが頭皮に付着すると、「タンパク質変性作用」によって育毛や発毛にはマイナス要素となり、薄毛進行の可能性もある事は前項の通りですが、ここで問題になってくるのは、「合成界面活性剤」の持つ、その強い浸透性とも言えるようです。

 
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浸透性は育毛に影響するか

薄毛(男性型脱毛症)対策や育毛の観点からも「合成界面活性剤」の浸透性がどの程度のものなのかは気になる所です。 仮に頭皮に付着したとしても、それが真皮にまで浸透しなければ、毛母細胞が攻撃される事はなく、育毛や発毛に影響を与え、抜け毛の増加に繋がるような恐れも最小限に抑えられるはずなのです。
その浸透性について以下のような動物実験がされています。

僅かづつ、薄毛へと

その実験とはラットの皮膚に「合成界面活性剤」を塗布し、どの位の量が皮膚から体内に浸透するかを調べるといったものでした。
結果は使用量の0.5%が皮膚から浸透、それは、さらに、血中にまで達したというものでした。「合成界面活性剤」の体内での残留性を加味すれば、この量は決して少なくはありません。
 

この浸透性なら、容易に毛母細胞にもダメージを与える事も考えられ、育毛や薄毛防止への影響も立証されたといって言いと思います。突然、大量に抜け毛が増えるというより、僅かづつ、蓄積される毛髪へのダメージが育毛にとって大きなマイナスではないかと思います。
 

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