薄毛と第一印象

「頭部に毛髪がある」為に引き起こされる薄毛の悩み。その悩みの本質は自分自身の「見た目」に影響してしまう事でしょう。仮に無人島で一人で生活している人にとって薄毛は気にならない一つの身体的現象に過ぎないはずです。

しかし、私達のように現代社会で日々生活し、他者からの物理的な視線や、行動に伴う評価を常に意識しなければならない環境であれば、薄毛を「身体的な自然現象」等と悠長な事は言っていられません。

初頭効果と育毛努力

私達が形成する他人の印象、その８０％は容姿から決められていると言います。

心理学の分野には「初頭効果」と呼ばれる有名な人の印象決定の理論があるのですが、人は、初めて出会う人から受ける第一印象によって、その後の、その人に対する評価の方向性をほぼ決定付けてしまうというのです。
つまり、「ぱっと見」です。見た目が悪ければ、せっかくの勉強や仕事上の努力も過小評価されかねないという事です。

「人間は中身が大切」とはいいますが、科学的に見てもそうとは言えないようです。
薄毛に悩む人が育毛に励むのは、そのような「不当な評価を受けない為の努力」とも言えなくもないのです。